こんな伝説があります。

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「太陽」という意味を持つ北方の民族、海西女直氏直系である、エホナラ氏が、ヌルハチによって
統一されて満州族の一つとなる時。

最後の首長ギンタイジが、清朝にたいしてこんな呪いをかけました。

「清朝はエホナラの血を引く女によって、必ず滅ぼされることになるだろう」

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・・・これによって、エホナラの血を引く女は、妃にしてはいけないという暗黙の了解が、王朝に
受け継がれていったそうです。
実際は、名家の一つであるだけに、皇帝に差し出されたり、妃になった女性もいたようですが。
でも、この伝説は真実を引き起こすことになります。

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1835年の11月の終わりに、エホナラの血を引く下級役人の家に、一人の女の子が生まれました。
蘭児と名付けられた彼女は、美しく成長します。

気性は激しく、平気でうそをつく子だったと言いますが、のちに付け加えられたイメージかもしれません。
でもまあ、幼いころから気性はあまり変わらないので、ホントにそうだったのかもしれませんが。

16歳(数え年では17歳)で「選秀女」と呼ばれる、お妃を選ぶ試験に合格しました。
下っ端でしたが、うまいことアピールして咸豊帝の目に留まり、「蘭貴人」と呼ばれる第5ランクの妃に
なりました。

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ここから、彼女の野望は爪を研ぎ始めます。
何度か流産しながらもついに、皇帝唯一の男児を生むのです。
これにより彼女の地位は「次期皇帝の母」として一気にアップします。

皇帝が病死すると、さらにチャンスが大きくなるのです。皇帝の葬儀でクーデター。
彼女は産みの母として皇太后とともに、5歳の新皇帝・同治帝の摂政となるのです。
(そのために高官を何人かなぶり殺しにしました)

皇太后は東に、彼女は西に住まいを構えたために東太后と西太后と呼ばれました。
そう・・・野望に燃えた女の名は、西太后、自らの欲望をかなえるためならば何でもする、
エホナラの血を引く女です。

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幼い皇帝は実の母よりも皇太后のほうになついていたそうです。
17歳で皇后を決める時も、西太后の進める女性ではなく東太后の進める女性を妃にしました。
面白くなかった西太后は、皇帝が后に会えないようにします。

『四書五経』を暗記するほど聡明なのに欲望には弱い西太后は、好き勝手な暴挙を進めました。
気に入らない者は暗殺、拷問死させ、贅を尽くした生活を続けます。

我が子である皇帝が梅毒で早逝すると、今度は自分の妹の産んだ3歳の甥を新皇帝に立てました。
光緒帝です。同治帝の皇后は幽閉して餓死させます。

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でも・・・光緒帝が残虐性が垣間見られる自分よりも、人の好い東太后になついているのを
面白くないとおもった西太后は、東太后を毒殺してしまいます。
たった45歳で急死したために、誰もが西太后に殺されたのだとわかっていました。

光緒帝が成長して親政を行うようになると西太后は摂政を引退し、贅沢三昧の生活だけを送る
ようになりましたが、彼が言うことを聞かなくなった来たためにクーデターを起こし、彼を幽閉します。
義和団の乱がおきて紫禁城を脱出せざるを得なくなったとき反対した光緒帝の愛妾に激怒し、
光緒帝の目の前で、妊婦だったその愛妾を井戸に突き落として殺害します。

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70代に入ると、さすがの凶悪猛女も死期を変えることはできなかったようです。
皇帝がある日、急死します。

そしてその2日後に、彼女はたった3歳の男の子を皇帝に指名してこの世を去りました。
この男の子が清朝最後の皇帝となり、満州初代皇帝となった愛新覚羅溥儀です。
西太后と、日本政府に運命をほんろうされたラストエンペラー。

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生前、自分のために作られた墓が気に入らずに見た途端に激怒した西太后は、作り直しを命じました。
金や銀、宝石で飾られた墓に埋葬されましたが、1928年に国民党が彼女の墓を暴き、彼女の遺体の
口の中に入れられていた巨大な真珠を盗み、その遺体を投げ捨てたそうです。

・・・捨てられたミイラの映像を見ましたが、美に執着していた彼女のなれの果ては、なんらほかの人と
変わりなく、ただの干からびた死体でした。

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ちなみに、光緒帝の遺体を現代科学で調査したところ、通常の200倍ものヒ素による急性ヒ素中毒が
死因だと判明したようです。

ブランヴェリエ侯爵夫人やラ・ヴォワザン、毒薬の陰に女あり、あるいはボルジアファミリーのように
毒薬を自由に操る家系にもいえることですが、恐ろしい殺害法です。

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おそろしや。光緒帝は西太后の道連れにされた模様です。



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日曜の昼間のうちに、いただいたniceが20万を超えたようです。
tooshibaさんが教えてくださいましたが、残念ながら出かけていて、達成の瞬間を
見届けることができませんでした☆

20万、踏んでくださったのはどなたでしたでしょうか。
いつも見てくださるみなさん、本当にありがとうございます。
UPが多すぎて、見るのも大変なのではないかと思いますが(笑)、
お好きな話題がひとつでもあればよいと思っています。

いつも料理のレシピが適当すぎてすみません~~^^;;
そしてたくさんのコメントもいつもとてもうれしいです♬

ありがとうございます~(*'ω`*)ゞ



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