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バラの秘密・・・ [Livre de fleurs]

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エジプトでは7000年前にすでにバラが栽培されていたそうです。
バビロニアでは紀元前3000年くらい前。宮殿で観賞用、香料用に栽培されていました。

エジプトのプトレマイオス朝では、あの有名なクレオパトラが無類のバラ好きで、シーザーやアントニウスを
誘惑するために、バラの花びらを部屋中に敷き詰めて迎えたそうです。

ギリシアでも愛されて、サッフォーやホメロスの詩の中でその美しさをたたえられています。

ローマでも同様に愛されました。以外にも有名な愛好家はあの暴君ネロです。
彼は宮殿中にバラの花びらを敷き詰め、バラのお風呂に入り、バラで香りづけされたワインを飲み、なんでも
バラ尽くしにしたそうです。

rose4.jpg

ちょっと変わった処刑法も。@_@
部屋の中に処刑したい人を通します。そして、ひもを引くと天井が落ちて、そこからバラの花びらが
落ちてくるのです。バラの香気に埋もれて、窒息死するという・・・。⊂´⌒∠;゚Д゚)ゝ。。。
ヘリオガバルスが行いました。

ローマ帝国分裂後は、イスラム社会で愛されました。
そして十字軍によってヨーロッパにもたらされたそうです。
ヨーロッパでは宗教と結び付けられ、一般人の栽培を禁止されたそうです。
バラは教会や修道院で、薬草として栽培されました。

ルネッサンス期になると、再びバラは庶民のものに。

Primavera.jpg

ボッティチェリの『プリマヴェーラ』では、春の女神プリマヴェーラ(右から3番目)が、バラの花を
まき散らしています。

現代のバラの発達のキーパーソンはフランスにいます。ナポレオンの皇妃ジョゼフィーヌです。
ちなみに彼女のミドルネームはローズなのですw

彼女はパリ郊外のマルメゾン宮殿の庭に300種類ものバラを集めます。
そして宮廷画家だったルドゥーテに、それらの絵を描かせて、『バラ図鑑』を完成させたのです。
ナポレオンが戦争に出かけている間にも、せっせとバラ集め。女性はいつの時代も同じですねw

redute2.jpgredute1.jpgredute3.jpgrose7.jpg

中国でも古くから観賞用としいて愛されました。
『白氏文集』のなかで、春に仕込んだ酒が熟すころに、薔薇(そうび)が階段の下で開き始めるね、という、
初夏の名句として読まれています。

日本には奈良時代ごろから文献に見られます。
茨(むばら、うばら)と呼ばれていました。
もちろん、現代のようなバラではなくて、野ばらでした。

そして唐文化の影響を受け、「薔薇(さうび)」と呼ばれるようになり、
寝殿造りのお邸の階段の下に植えられたようです。
『枕草子』や『源氏物語』にもそんな記述がみられます。

rose8.jpg

・・・・ところで、古代ローマに話を戻しますよ。

バラは愛と喜びと美と純潔の象徴でした。
でも「ひみつ」の意味もあるのです。

キューピッドがいたずらで放った愛の矢が、母親であるヴィーナスに当たってしまいます。そしてヴィーナスは、そのせいで恋に落ちて、恋人と密会するのです。

ヴィーナスは愛の女神ですから、愛の花=バラを天井から一輪吊るしたその下で話すことは、「秘密にしてね」
という暗黙の了解が生まれたそうです。

だから天井にバラの絵を描いたり壁に彫刻を施した部屋で宴会をしたんですって。
当時の宴会は、それはもうひどい(笑)ものでしたから・・・・。
無礼講も秘密で。

rose9.jpg

"under the rose"という言葉があります。これも「秘密」という意味があるのです。
なぜかというと、古代ギリシアの軍隊が、戦略をバラ園で密かに立てて、ペルシア軍に勝ったことに
由来するのですって。ラテン語では"sub rose"。

バラの慣用句は、こんなものもあります。

the rose of the party・・・パーティで一番の美女。
a path strewn with roses・・・安楽な人生
an English rose・・・イギリス美女。
the blue rose・・・不可能なこと。
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「ローズライン」も忘れてはいけません。
北極と南極を結ぶ架空の線のことです(いわば経線)。

今はグリニッジが本初子午線に定められていますが、19世紀末には実は11本も本初子午線があったの
ですって。でもパリの子午線が元祖なのですよ。

パリには135個の青銅のメタルがはめ込んであり、それらを結ぶと一本の線が出来上がります。

roseline.jpgそれがパリ子午線です。

どうして「ローズ」ラインなのかというと・・・・

昔、大航海時代に欠かせなかったものは羅針盤ですね。羅針盤は「風のバラ」と呼ばれ、32の風向きを
表していたのです。

バラは人を正しい方向に導いてくれるものの象徴でもあったらしいので、そうなったようです。
そういえば教会のバラ窓も、そこから日の光が差し込んで祭壇に当たるように設計されているんでしたね。

rose11.jpg

フランスでは王家のシンボルはユリの花ですが、イギリスではバラです。
ばら戦争。やたら優雅なイメージを起こさせる戦争ですw

rose10.jpg

そういえば、薔薇十字団(ローゼンクロイツ)という秘密結社もありますね。←知れ渡っている辺りは
「秘密結社」なのか? 疑問ですが・・・教義が秘密ってことかなww

錬金術や魔術を使って、人知れず人類の危機を救ってくれるのだそうです( ´艸`)

宝石のカット法にもあります。ローズカット。

africantourmaline.jpg

これはアフリカン・ヴァイオレット・トルマリン。品種改良されたバラ、マリア・カラス(オペラ歌手の名前を
つけられています)に似ていますね。

rose9.mariakaras.jpg

しかし、なんといってもバラはローズ・オットー。
ローズウォーターや香水、香料の原料となります。

damaskrose.jpg

薫り高きバラの最高峰です。

damascrose.jpg

バリやタイのエステでは、薔薇風呂があるらしいですね。いってみたい(●≧艸≦)゛


6月の誕生花。

花言葉は「秘密、愛、幸福、無邪気」

いろごとの意味は、

白・・・無邪気、清純、私はあなたにふさわしい
ピンク・・・上品、気品
赤・・・情熱、あなたを愛します



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aidesu

もし処刑されるならバラがいいです^^
by aidesu (2011-05-14 01:12) 

ikepen

とても興味深い話でした~
the blue rose=不可能
科学の進歩は不可能を可能にしてしまったのですね。
by ikepen (2011-05-14 01:40) 

レイリー

ナルホドですね~♪
今日はこれから薔薇を撮りに出かけます (^^
by レイリー (2011-05-14 07:53) 

aranjues

バラの香りで窒息死なら本望かなと私も思います。
by aranjues (2011-05-14 08:43) 

YUTAじい

こんにちは。
ご訪問、nice! ありがとうございます。
素適なブログですね、宜しくお願いします。
by YUTAじい (2011-05-14 11:25) 

soraaane

バラの秘密は、奥深いものですね(^^)
バラに埋れて窒息というエピソードは、想像だけだと思ってましたが、
実際に行われていたとは(^^ゞ
by soraaane (2011-05-14 12:07) 

tomickey

niceをありがとうございます!(^_-)
南京ではniceが押せないのでコメントにて失礼致します~
by tomickey (2011-05-14 13:03) 

よしあき・ギャラリー

素晴らしい知識です。
勉強になりました。
by よしあき・ギャラリー (2011-05-14 14:14) 

rtfk

こんにちは^^)
小生の拙いブログにお越しいただき有難うございます
薔薇のお話 とても勉強になりました(^m^)
by rtfk (2011-05-14 16:07) 

hanamura

ポーの一族(萩尾望都)のように薔薇を枯らします。
by hanamura (2011-05-14 16:18) 

SORI

薔薇にまつわる興味深い話は沢山あるのですね。
同じバラの写真があったので古い記事ですがトラックバックさせていただきました。
by SORI (2011-05-14 18:24) 

niki

みなさま、ありがとうございます。
ちなみに、茨城県の名前の由来も、敵を防ぐために城の周りに茨を植えたというところからきているようです。
茨城・・・・県の花はもちろん、バラです~~~ヾ(*≧∇≦)〃
by niki (2011-05-14 18:26) 

TOSIYA

niki さん

こちら(http://ff.im/-Dj4Qv )への nice! ありがとうございます。

また、遊びにきてください。
by TOSIYA (2011-05-14 18:58) 

和

薔薇の歴史は奥深いですね。
宝石のカット法、”ローズカット”はじめて知りました(*^_^*)
私は青が大好きなのでブルーローズに憧れます♡

とっても素敵なブログですね。
by (2011-05-14 20:44) 

センニン

ご訪問 & nice! 有難うございました。
勉強になります。
by センニン (2011-05-14 21:53) 

にこまんま

こんばんは^^
とても勉強になりました〜
私も罪を犯しての処刑法はバラでの窒息死が良いですぅ〜
花言葉:黄色いバラは『嫉妬』でしたよね、確か。

by にこまんま (2011-05-14 23:47) 

ひでくん

Thank you for visiting my blog.
Good story this thread.
Now, it is held "International Rose& Gardening Show 2011" at SEIBU DOME.
If you are interesting, please have a look!!
My family had visited this show last year.
Please refer to below site, too.
http://hideki-shino.blog.so-net.ne.jp/2010-05-24

by ひでくん (2011-05-15 01:49) 

pocoApoco

うわっっ
キレイ!!!!
お紅茶に入れて、「ぽーのいちぞく」したいです。
by pocoApoco (2011-05-15 01:52) 

yu-papa

nice!有り難うございました^^
by yu-papa (2011-05-15 09:39) 

ぷち

はじめまして、訪問&nice!ありがとうございました。
バラの秘密が知れて、面白かったです。
こういうのを知ると、次バラを見る時、キレイだけじゃなく、楽しくいろんな
想像しながら見れるので、お花屋さんに行くのが楽しみになります。
by ぷち (2011-05-15 10:16) 

sonoka

バラ好きなので、興味深く読ませていただきました!
(ゲランの薔薇の香水ゲットして、時々使っています)

トゲもあるし、バラには不思議な魔力があると思います。
いつの日か大量の薔薇のお風呂に入ってみたいです(^^
by sonoka (2011-05-19 23:58) 

ひだひだ

一度、女性にバラの花束を贈ってみたいものです。
by ひだひだ (2012-06-21 00:25) 

風太郎

風太郎の誕生月がバラだとうは知りませんでした。
より一層バラに親近感がわいてきます。
by 風太郎 (2012-06-21 14:16) 

Hirosuke

「紫の薔薇の人」になりたい。
     ↑
知ってます?

by Hirosuke (2012-06-24 16:52) 

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