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Jack the Ripper [Unsolved Misteries]

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世紀末のロンドンを震撼させた、なぞの連続殺人犯・切り裂きジャック。
ロンドンに行ったときにロンドン橋駅の近く、ロンドンダンジョンに行きました。
ここはいわば、お化け屋敷のようなものです。拷問道具や切り裂きジャックに関するものが、たくさんあります。

殺された女性たちの蝋人形は、発見された当時のままの状況を再現してあります。
こんな暗い路地で殺されるなんて・・・とぞっとします。

ロンドンダンジョンの記事はこちら→ http://niki310.blog.so-net.ne.jp/2011-04-07-3

さて、本題に張ります。

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1888年、春ごろから不審な他殺体が発見されるようになりました。
4月3日、エンマ・スミスという娼婦が殺されているのが発見されたのを皮切りに、
8月上旬にはマーサ・タブラン、
8月31日にはメアリ・アン=ニコルズ。喉を裂かれていました。
9月8日はアニ・チャップマン。喉と全身を裂かれていました。
9月30日にはエリザベス・スライド、その発見の50分後にはキャサリン・エドーズが惨殺されました。

どの手口も被害者の体が鋭利な刃物で切り裂かれていたことから、犯人は同一人物であると考えられました。
でもまったく、手掛かりがないのです。
だから人々はこの謎の殺人鬼を「切り裂きジャック」と呼んだのです。
「ジャック」とは、「奴」というような意味がありますから。

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わかります? 徐々に手口に残忍さが増し、殺人を犯す感覚が狭まっているのですよ。
これは典型的な連続殺人犯の兆候を示しています。

被害者はいずれも路地裏で身を売る場末の娼婦たちでしたが、得体のしれない殺人鬼から身を守るため、
市民は自警団を結成してパトロールを始めました。
だから、10月は殺人鬼はなりを潜めていたのでしょう。

でも、自己主張は忘れないようでした。
10月、通信社に手紙が届きます。自分は「切り裂きジャック」だと告白した、かなり挑発的な文章でした。
同様なものがスコットランド・ヤード(ロンドン市警)や新聞社にも送られました。
愉快犯の可能性も否めませんが、本人である可能性も高かったのです。なにせ、殺しを予告した手紙であり、
手紙の届いた後にそこに書かれていたような方法で新たな殺人が起きたので・・・。
それに、自警団のリーダーに贈られた手紙には、なんと殺されたキャサリン・エドーズのものだという
人間の腎臓の一部が送りつけられてきたのですから・・・・。

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11月、殺人鬼は再び活動を始めたようでした。
11月9日、メアリ・ジェーン・ケリーを殺してバラバラに解体しました。
12月20日、捜査の網をすり抜けてローズ・マイリットを殺しました。

そしてまたしばらく月日があきました。
さすがに、捕まる危険が高くなったためでしょう。

そして1889年7月17日、同様の残忍な手口でアリス・マッケンジーが、
間が空いて1891年2月13日にはフランシス・コールズが殺されました。

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たぶん、発見されていないか関連づけられていないだけで、もっと多くの犠牲者がいたのかもしれません。
FBIのもと心理操作感のロバート・レスラー氏によれば、連続殺人犯はいきなり大量に殺人を始めたりはしないそうです。最初の殺人を犯してから長い潜伏期間を得て、ある日、殺人を犯します。
そして徐々に間隔を狭めていくのだそうです。

だからたぶん、少なくとも1888年の一連の殺人事件のかなり前にも、「彼」は殺人を犯している可能性が高いようです。では、犯人はいったい誰なのか? 人々は様々な予想をします。

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①切り口や内臓の位置を把握していることから、外科知識のある人間(=医師)。
②ある王室関係の画家
③そしてもしやの、王室の一員・・・・
④ロシアのアナーキスト
⑤ロシア人の医師
⑥近所に住んでいた精神病患者
⑦肉屋もしくは家畜解体業者(解体が驚くほど素早いため)

③に関しては、ヴィクトリア女王の孫のクラレンス公エディが疑われていました。父親が早逝しなければ
やがては皇太子にもなる立場でしたが、精神疾患があり、同性愛志向のために、差別されてそのような噂を
立てられたのかもしれません。彼は「クリーヴランドの醜聞」とよばれる、男娼買春事件にかかわっていました。
これは何人かの有名な貴族も摘発されましたが、その中の一人ユーストン伯爵はクラレンス公エディの親しい
知人でした。彼がクラレンス公エディをその娼館に誘ったといわれます。

ユーストン伯爵はフリーメーソンという秘密結社のメンバーで、もしや自分たちの醜聞から世間の目をそらすために娼婦殺しを企てて、存在しない殺人鬼を作り上げたのでは・・・などという人もいましたが、これは突拍子もない考えでしょう。

様々な情報がスコットランドヤードに寄せられましたが、どれも有力とは言えないものばかりでした。
1891年の殺人から、切り裂きジャックの気配はなくなりました。
人々は、切り裂きジャックは死んだのか・・・などと噂し合いました。
そのころにテムズ川に上がった青年弁護士の遺体が、切り裂きジャックではないかとも言われました。

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40代の娼婦たちが多く殺されました。20代も一人いたのですが、暗闇なのでもしや中年に見えたのかもしれません。このことから、「身持ちの悪い中年女」が対象だったことがわかります。

当時、貧しい人々はたくさんいました。一人で生きていけない女性が身を売るようになっても、責めることはできないくらいの貧しさ。殺された娼婦たちには同情が集まりました。

切り裂きジャックはたぶん、母親が娼婦だったか、あるいは身持ちの悪い女だったのでしょう。
だから「母親のような」娼婦たちを、母の身代わりとして狙ったのかもしれません。
たぶん、「彼」は見るからに凶暴な男ではなかったはずです。それどころか、どこにでもいる、まじめで
おとなしい、よい市民の一人として、周りともそれなりにコミュニケーションをとって生きていたかも・・・。

どうにせよ。真相はもはや闇の中・・・・。







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末尾ルコ(アルベール)

この事件はスゴイですよね、ホントに!

                            RUKO
by 末尾ルコ(アルベール) (2011-09-17 00:59) 

tomickey

いつもniceをありがとうございます!
南京ではniceが押せないのでコメントにて失礼致します~(^_-)
by tomickey (2011-09-17 01:25) 

しばちゃん2cv

犯人ってつかまってないんですね。
by しばちゃん2cv (2011-09-17 04:20) 

Booちゃん


ジャックのDVDは何度か観てますけど・・・

怖いですね。。

nikiさん生ダンジョン行って来たのですね^^;

by Booちゃん (2011-09-17 09:31) 

gardenwalker

こんにちは
たしかに凶悪犯と呼ばれる人物に
テレビドラマなどに出てくる人相の悪い
人物は少ないかもですね
by gardenwalker (2011-09-17 11:37) 

elzawild

切り裂きジャックについて全貌を知ることができたのは
このブログが初めてです。怖い話だけど実に興味深い人間観察ですね。
by elzawild (2011-09-17 11:37) 

くにちゃん

切り裂きジャックのことを初めて知ったのは、アニメの名探偵コナンでした。
そして実際にあったとういうことなんで・・・・・・事実を知るすべはない。

by くにちゃん (2011-09-17 16:43) 

o_shin

「切り裂きジャック」ってなんか呼び名がカッコイイですね。
by o_shin (2011-09-17 17:16) 

レイン

シャーロック・ホームズでも犯人を捕らえることはできなかった訳ですね。
by レイン (2011-09-17 18:28) 

千波矢

謎だからこそ、今も色んなコンテンツの題材になってるんでしょうね。ある意味、未解決故に恐怖が人々の中に潜み続け受け継がれていて、その事こそ切り裂きジャックが今も生きている様な錯覚と恐怖をもたらすのかもしれませんね。
by 千波矢 (2011-09-17 21:53) 

ナベちはる

切り裂きジャックはマンガで題材にされていたのを見たことがあるぐらいですが、元は真相が分からない事件だったとは存じませんでした。
by ナベちはる (2011-09-17 23:58) 

Ronnie

Ronnieもダンジョン行きましたよ~もうずいぶん前ですけれど。
切り裂きジャックって、誰だったんでしょうね。。。
今だったら捜査技術も発達したし、見つかったでしょうね?
CSIの見過ぎでしょうか・・・
by Ronnie (2012-08-10 01:42) 

PATA

聞いたことはあるけれど、全貌を知ったのは初めてです。
犯人はどこにでもいる人間だったような気がします。
by PATA (2012-08-10 23:21) 

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